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SYRIA

 

国境の古都 アレッポ

北シリアの中心、シリア第2の都市です。紀元前、ここにはヤムカド国、ハルバ国がありました。トルコ国境が近く、古来、ヒッタイト、ギリシア、ローマ、東ローマ、十字軍、オスマン・トルコなど、西方からの脅威と影響をつよく受けました。10世紀にはハムニダット朝の首都となり、ザンギー朝、アイユーブ朝とつづくイスラム支配のもとで、十字軍の侵略をはねのけました。街の中心の丘には、サラディーンの息子ガーズィーが守りぬいた城がそびえています。そのすぐそばには、シルクロード交易でにぎわったスークがあります。アレッポは、砂漠と地中海をむすぶ重要な交易拠点でした。アラブ色の強い建物が数多くのこり、とても雰囲気のある古い街並です。

 
アレッポ城
城の正面入口。長い石段をのぼる。城のある丘は平地より50m高く、街のどこからも城の威容が見えます。
石灰岩と玄武岩の、美しいアラブ模様。窓の中の城外のモスクのドームとミナレットが、まるで1枚の絵。
グレート・モスク
アレッポ考古学博物館
入口に、動物の背に乗った、3対の神々。紀元前9世紀ごろの石像です。大きな白目に、まんまるの黒目が点になっている。とてもユニークでユーモラスです。エブラ出土の楔形文字の粘土版をはじめ、館内の展示物も豊富。マリ出土の壷をもつ女神像には、流れる水に魚が泳いでいる姿まで描かれていました。
城の近くにあるグレート・モスクは、715年、ワリード1世の創建。45mの尖塔ミナレットは、11世紀に建立。

MAY 2000

 


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